今日は節分。立春の前の日です。二十四節気の上では明日から春です。毎年この頃は色々なことに想いを馳せます。2月1日は私にとっては一年で一番特別な日で、その日があるからかも知れませんが、何故かこの季節は、思考が複雑になります。

そんな中で、新型コロナウイルスという厄介なものが世界を席巻しています。しかしこの”席巻”というのは、心の中のように思われます。アメリカではインフルエンザB型が大流行しており、1500万人罹患、8200人死亡と云われていますが、(今日からアメリカですが)誰もマスクもしていないし、いたっていつも通りです。片や新型コロナウイルスは、罹患者が恐らく2万人程度、360人程死亡と云われてるので、アメリカのインフルエンザの方が遙かに実害は大きいです。

しかし、インフルエンザは既知のもの、新型コロナウイルスは未知のもの。人は未知なものに対する恐れが強く、未知なものを防ぐ具体的な方法も、落ち着いて考える経験や知恵もないので、”人の心”の中で、世界を一気に席巻しているのでしょう。この心理がいつ反転するか。それは皆が協力を始める時でしょうか。