前回のコラム「米ドル/円は1月半ばの在り方が大事、現在位置からの反発の有無は?」では、1月6日割れ、特に1月8日からの下落では下げを強調しかねないとしました。
実際の変動は1月8日に1月6日割れとなったものの、終値ベースでは上昇を続け、12月26日高値を上抜く結果となっています。
12月26日は下げ三波動構成変化日であっただけに、この高値決まりを否定した意義は大きく、1月13日変化日以降の続伸もまた上昇継続を肯定するものとなりました。
また均衡表においてもこの上昇は週足先行スパン、月足基準線を上抜く結果となりました。いずれにせよ上昇継続を肯定するものとなったのです。
従って、当面の相場は堅調と見ます。まず今後の変化日について整理しておきましょう。
長期的な時間関係は次の通りです。
・2011年10月安値から2015年6月高値まで937日の上昇に対し、2016年6月安値から937日目が2月5日
・2012年11月9日から2016年6月安値まで941日に対し、2016年6月安値から941日目が2月11日
一巡環の時間経過は次の通りです。
・2017年6月安値108.820円から676日目が1月22日
・2017年7月高値114.493円から676日目が2月18日
また、2016年6月安値から12月高値まで125日の上昇に対し、2019年8月安値から125日目は一巡環変化日2月18日と重なっています。
10月以降の変動は、重要水準とした108.5円水準でのモミアイです。
10月30日からのY(高値切り上げ、安値切り上げ)と見れば、Y計算値109.961円、時間的には8月安値から11月1日まで50日に対し、11月1日から50日目1月13日が変化日でした。
1月13日高値109.944円からの続伸は、上昇の一本が出た可能性を示唆するだけでなく、1月8日11月1日安値割れがあったことにより上げ三波動の時間も見込めます。そのため、今日1月14日の続伸は変化日、計算値までの上昇を判断してよいということになります。
前回述べた9週足、26週足の状態も陽連継続の可能性は高く、各均衡表の状態もまた上げを示唆しており、先週と状態は一変したことをよくご確認ください。
※本文ならびにチャートの時間軸は取引日で作成しています。