日本経済新聞の集計によると上場企業の2017年3月期の決算は急ピッチで進んだ円高の影響で売上高が前の期に比べ減収となったものの、2年ぶりに増益となりました。期初には3%を切る増益予想だったものが、上振れて7%余りの経常増益での着地となっています。こうしたなか期初の会社予想が保守的で、実績が期初予想を大きく上回った銘柄も少なくありません。

そこで今回はそうした銘柄のなかから今期も期初予想が保守的とみられている銘柄を取り上げてみました。具体的には前期の営業利益の実績が期初予想を2割以上上回った銘柄で、今期のコンセンサス予想も会社予想を2割以上上回っているものをピックアップしています。例えば前期実績が期初予想を8割以上上回った鹿島建設(1812)では、今期も2割余りの上振れが期待されています。