【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 26036.10  △258.20 (8/28)
NASDAQ: 7856.88  △29.94 (8/28)

1.概況

米国市場は債券市場で景気後退の前兆とされる長短金利が逆転する逆イールドがやや和らいだことなどから反発しました。ダウ平均はジョンソン英首相が議会を閉じる方針を示したと伝わったことで英国のEUからの合意なき離脱の可能性が高まったとして64ドル安でスタートすると一時140ドル安まで売られましたが、切り返すとまもなくしてプラスに転じ上げ幅を広げる展開となりました。結局ダウ平均は258ドル高の26,036ドルとこの日の高値圏で取引を終えています。

また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も29ポイント高の7,856ポイントとなっています。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種うち公益事業を除く10業種が上げました。そのなかでもエネルギーと一般消費財・サービス、資本財・サービスが1%以上上昇しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中27銘柄が上げました。そのなかでもダウ(DOW)が3%以上上昇したほか、ファイザー(PFE)も2%を超える上昇となっています。また、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)も2%近く上げています。

ダウ平均構成銘柄以外では、ティファニー(TIF)とヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)が決算で1株利益が市場予想を上回ったことで3%以上上げています。化粧品のコティ(COTY)も決算で通期の売上高の見通しを引き上げたことで6%高となりました。さらに資源開発のハリバートン(HAL)は原油価格の上昇を受けて4%近く上げました。

一方で設計ソフトのオートデスク(ADSK)が決算で通期の売上高と1株利益の見通しを下方修正したことで6%以上下げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.01%高い1.48%となりました。こうしたなか10年債と2年債の利回り差はマイナス0.02%と前日から縮小しています。ドル円は106円近辺で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて堅調なスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の20,500円を超えてどこまで上値を伸ばせるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)