先月20日の安川電機(6506)を皮切りにスタートした3月期決算銘柄の中間決算発表もほぼ出揃いましたが、折り返しの中間決算ということもあって業績予想を見直す企業も目立ちました。そのなかには上方修正する企業も少なくありませんでしたが、一方で中間期末に向けて大きく円高が進むなか為替の想定レートを円高方向に見直したことなどから業績予想を下方修正する企業も多くみられました。

こうしたなか昨日の投資のヒントでは第1四半期決算と第2四半期決算に二度に渡って見通しを上方修正した銘柄を取り上げましたが、今回は反対に第1四半期決算に続いて第2四半期決算でも通期の営業利益予想を引き下げ二度目の下方修正に追い込まれた銘柄をピックアップしてみました。例えば富士重工業(7270)リコー(7752)では二度の下方修正で期初に比べ減益幅が大きく拡大することになっています。また、三菱重工業(7011)では増益予想が二度の下方修正で減益予想に転じています。