東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は45円安の2万1761円と小幅に下落しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数も下落しましたが新興市場のマザーズ指数は上昇しました。

先週末の米国市場で主要指数が上昇したことを受け、日経平均は93円高の2万1900円で寄り付きました。本日の日経平均は寄り付きが1日の高値になるとその後は上げ幅を縮める展開となりまもなくマイナスに転じました。その後再びプラスに転じる場面もあった日経平均ですが前場を18円安と小安く終えると後場に入ってさらに下げ幅を広げました。その後も一貫して小幅なマイナス圏での推移となった日経平均は結局45円安と小幅に下落して取引を終えました。東証1部の売買代金は1兆8847億円となりました。

東証33業種は鉱業や石油石炭製品、不動産業、電気・ガス業など9業種が上昇しました。一方で保険業や海運業、非鉄金属、銀行業などの24業種が下げています。

2.個別銘柄等

東証1部の売買代金上位銘柄は下げた銘柄が多くなりました。売買代金トップの任天堂(7974)が1.8%安となったほか、ソフトバンクグループ(9984)、ソニー(6758)、東京エレクトロン(8035)、トヨタ自動車(7203)、三菱UFJ(8306)がいずれも下げました。一方でファーストリテイリング(9983)、楽天(4755)、キーエンス(6861)、ZOZO(3092)は上昇しました。

材料が出たところでは、前期の業績目標を下方修正したりそなホールディングス(8308)が2%近く下落しました。また、前期の業績予想を下方修正したイオン(8267)も3%超下げています。一方で12-2月の3ヶ月が前年同期比増収増益で着地し、今期予想も増収増益としたドラッグストアを展開するスギホールディングス(7649)は5%近く上昇しています。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は小幅に反落しました。本日の日経平均は200日移動平均線(本日時点で2万1905円)で頭をおさえられた格好となりました。200日移動平均線を上抜けし2万2000円の節目にトライとなるかが今週の注目と言えそうです。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)