投資の未経験者・初心者が一歩進めない4つの理由

来週はもう4月、新元号も発表されますね。これを機に新しく何かを始めたい、という人もいらっしゃることでしょう。それが「投資」という人も。

投資のすそ野は拡がったのか…と考えると、NISAやiDeCoの出現もあり、10年前と比べれば増えているのは間違いありません。自ら発信をしたり、互いに情報交換をしたり、ネットリテラシーの向上とSNSの発展により、個人投資家の質も大いに向上しました。

とはいえ、爆発的に、誰もが当たり前に投資をするようになっているのか、といえば残念ながら「まだまだ」です。

投資への敷居はだいぶ低くなったはずなのに、未経験者もしくは初心者がいま一歩進めないのはなぜなのでしょう。

1.投資は難しい、わからない
2.投資を始めるタイミングがわからない
3.投資の必要性を感じていない
4.投資するお金がない

このあたりが主だった理由になりそうですね。

1.投資は難しい、わからない

確かに単純で簡単だ、と明言はできません。預貯金とは異なり、相場には波があり、利益が約束されるものではありません。だからこそ基本の知識は必要です。

基本を知ることで、リスクを低減する方法を知ることもできますし、プロに投資を任せる方法…投資信託の購入といった手段もあります。

2.投資を始めるタイミングがわからない

株価急上昇のニュースを聞けば乗り遅れたと思い、不安定な経済の先行きを予想させるニュースを聞けば買えば損するだろうと思ってしまい、なかなか始められない人も多いでしょう。

投資は一度に有り金を全部をつぎ込むものではありません。少しずつ時期をずらして買うこと(時間の分散)によって、一度に相場の波にさらされるリスクは減らせます。投資する期間は長くなれば、それだけチャンスも増えるわけですから、なるべく早く始める方がプラスです。

3.投資の必要性を感じていない

老後破綻といった言葉をよく聞くものの、自分の将来はどうにかなるだろう、と信じている人がいます。不安ばかり先走って、節約に励んでいる人もいます。

将来に向けて資産を作る準備ができていれば、突然老後破綻に直面することもなく、不安にならずに日々過ごせます。現実を正しく判断し、自身の収入・資産で老後までお金に困らないでいられるのかをまずは確認してみましょう。

4.投資するお金がない

住宅ローン、子どもの教育費等々、投資に回すお金なんてない!と思っている人もいます。でもよくよく収支を見直すと使途不明金がけっこうあったり、冷静に考えると無駄な出費をしていたり、というのはよくあることです。

必要な固定費と思っても(例えばスマホ料金、付き合いで入った保険の料金、行かなくなったスポーツクラブの会費など)、見直すことが可能なものも。投資は何万、何十万円という金額でなく、少額であってもできるものなのです。

いかがでしょう?あまり身構えなくても、投資への一歩はそれほど難しくありません。始めてみれば、これまでの不安や心配は杞憂だったと思うかもしれませんし、それどころか新たな興味と出合えるかもしれません。まずは始めてみましょう。