先月の29日に日銀は金融政策決定会合で上場投資信託(ETF)の買い入れ額を従来の3.3兆円からほぼ倍増となる6兆円に拡大する追加緩和を決定しました。日銀が買うETFの過半は日経平均株価に連動するタイプとみられ、日経平均への寄与度が大きい銘柄に日銀の買いが集中することになるとの見方から寄与度が大きい銘柄のなかには追加緩和以降上昇の目立つものもみられます。

そこで今回は日経平均に対するウェイトが大きい銘柄でアナリストからみても上値余地がありそうな銘柄を取り上げてみました。具体的には日経平均に対するウェイト上位20銘柄のなかから目標株価コンセンサスが株価を1割以上上回るものをピックアップしています。例えば日経平均に対するウェイトがファーストリテイリング(9983)に次いで大きいKDDI(9433)は目標株価コンセンサスが株価を1割以上上回るほか、KDDIに次ぐソフトバンクグループ(9984)では目標株価コンセンサスが株価を3割以近く上回っています。

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もう一つのヒント

明日の決算発表スケジュールは

3月期決算企業の第1四半期決算も終盤に入ってきましたが、明日もまだ多くの企業が決算を発表する予定です。明日は日揮(1963)やディーエヌエー(2432)、住友金属鉱山(5713)などが決算発表を予定しています。

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