【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 25411.52  △172.15 (2/5)
NASDAQ: 7402.08  △54.55 (2/5)

1.概況

米国市場は昨日までの堅調な地合いが継続し続伸しました。48ドル高と上昇して始まったダウ平均は上げ幅を広げるとその後も堅調に推移しました。午後に入ってやや上げ幅を縮める場面がありましたが引けにかけて持ち直し結局172ドル高の25,411ドルと1日の高値圏で取引を終えました。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も54ポイント高の7,402ポイントと続伸しています。

2.経済指標等

1月のISM非製造業指数は56.7と前月から低下し市場予想(57.1程度)も下回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち8業種が上げ、一般消費財・サービスと通信サービスが1%近く上昇しました。一方で金融とヘルスケア、生活必需品の3業種が下げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中21銘柄が上昇しました。中でもボーイング(BA)が3%超上げたほか、ダウ・デュポン(DWDP)も2%超上昇しました。さらにアップル(AAPL)やインテル(INTC)も1%台後半の上昇となっています。一方でファイザー(PFE)やユナイテッド・ヘルス・グループ(UNH)などが小幅に下げています。

ダウ平均構成銘柄以外では、前日に決算を発表したグーグルの持株会社であるアルファベット(GOOGL)が1%近く上げました。マイナス圏で推移する時間帯もありましたが引けにかけて持ち直しました。一方でバイオ製薬のギリアド・サイエンシズ(GILD)が3%超下げました。決算が予想を下回ったことで売られました。

5.為替・金利等

長期金利は0.02%低い2.70%となりました。ドル円は110円近辺で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受け堅調なスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が昨日頭を抑えられた21,000円の節目を回復できるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)