日経平均は12月11日安値から反発しましたが、ダウ平均を始め、米国株の大幅安が止まらず、再び下押し圧力が加わっています。
前回「日経平均は12日までが重要か」ご案内しました、年初来安値である3月26日安値から「175日~180日」経過した12月6日~12月12日以内に安値を形成したまではいいのですが、ここから12月11日安値を維持し、再び22,500円まで上昇できるかどうか、そこが上値を見る上でのポイントとなります。
日経平均株価(2017年12月1日~2018年12月17日)
なぜ、22,500円かといいますと、10月以降、1月高値からの急落後に付けた安値から、それぞれ「175日~180日」後に安値をつける傾向があることも前回お話しましたが、そこからの反発局面は11月高値(22,486円)と12月高値(22,574円)というように、22,500円付近までの上昇にとどまっています。
22,500円という水準は、今年の日経平均のレンジ相場の中心です。概ね、上が24,000円、下が2,1000円のレンジ相場となっていますので、足して2で割って22,500円というわけです。22,500円を上回っていれば強気、下回っていれば弱気とみると、今は不安定になりやすい弱気局面です。
22,500円さえ上回れば、年央のように長い上昇相場が期待できると思います。やはり、支援材料となりえるのは、米ドル/円相場のもみ合い上放れ(ドル高・円安)でしょう。