フリーキャッシュフロー(純現金収支)とは、事業で得た現金である営業キャッシュフローと、設備投資やM&Aなどに伴う現金の動きを示す投資キャッシュフローを足した金額で、配当や借金返済など企業が使い道を決められるお金です。そこで今回はこうしたフリーキャッシュフローをより増やした企業のなかから配当利回りの高い銘柄を取り上げてみました。

具体的にはフリーキャッシュフローの増加が大きかった上位100銘柄のなかから配当利回りが3%以上のものをピックアップしてみました。例えば配当利回りが4%台後半の住友商事(8053)では営業キャッシュフローが前期に比べ大きく増加した一方で、投資キャッシュフローによる支出が大きく減ったことでフリーキャッシュフローが大きく改善しています。また、配当利回りが3%台半ばの富士重工業(7270)では投資キャッシュフローによる支出が増えたものの、営業キャッシュフローが大きく増えたことでフリーキャッシュフローが増加しています。

より多くのキャッシュを稼いだ高配当利回り銘柄は