東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は307円高の2万1457円と4日ぶりの大幅反発となりました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数や新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて上昇しました。中でもマザーズ指数は4%近い大幅高となりました。

昨日の米国市場で主要指数が下落したことを受け日経平均は100円安の2万1049円と続落して寄り付きました。中国政府が自動車減税を検討しているとの報道が刺激となったのか、日経平均は寄り付き後に下げ幅を縮めるとしばらくしてプラスに転じました。その後日経平均は一貫してプラス圏での推移となり、前場を166円高で終えました。日経平均は後場寄りから一段高になると一時は418円高の2万1568円まで上昇しました。日経平均はその後引けにかけてやや上げ幅を縮めたものの、結局307円高で取引を終えました。東証1部の売買代金は4兆406億円と4兆円超えの大商いとなりました。

東証33業種はパルプ・紙、その他金融業、電気機器、サービス業、機械など30業種が上昇しました。一方で鉱業、電気・ガス業、不動産業が下げています。

2.個別銘柄等

東証1部の売買代金上位銘柄はほとんどが上昇しました。売買代金トップのトヨタ自動車(7203)、ソフトバンクグループ(9984)、任天堂(7974)、ファーストリテイリング(9983)、三井住友(8316)、ソニー(6758)、三菱UFJ(8306)、武田薬品(4502)はいずれも上昇しました。一方で日本郵政(6178)、NTT(9432)は下げています。

材料が出たところでは、ファナック(6954)が3.4%の大幅高となりました。中国市場の不振などを理由に業績予想を下方修正しましたが、特別配当の実施などによる大幅な増配が好感されました。また、北米やインドネシアの好調を理由に今期の業績予想を上方修正したコマツ(6301)も6%超上昇しました。一方で物件の施工不備などを理由に業績予想を下方修正したレオパレス21(8848)は一時ストップ安となり終値でも18%の大幅安となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

下げて始まった日経平均ですが、結局4日ぶりの反発となりました。2万1000円どころでの底堅さを意識させる好内容の反発と言えますが、目先底入れしたかどうかは不透明でしばらくは警戒感を強めておいたほうが良さそうです。本日の大引け後にはNEC(6701)、ソニー(6758)、ホンダ(7267)、アドバンテスト(6857)、京セラ(6971)などが決算発表を行いました。明日のマーケットの反応が注目されます。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)