今、ロンドンにいます。連休を利用しての出張になりますが、ヒースロー空港に着いてからまた空港に戻るまでが48時間。東京からヒースローまでの往復が30時間。中々タイトです。しかもロンドンにいる間は完全にバック・トゥ・バックでミーティング等が入っているので、ロンドンやイギリスの雰囲気を感じることが難しいです。それでも尚、感じることは多くあります。

天気はすこぶる良く、真っ青の快晴で、からっとしています。ちょっとロンドンとは思いにくい、いい天気です。しかもこの3ヶ月間、ほぼ毎日こんな調子だったというので、驚きです。自然は、変わる時は変わるものなのですね。一方、イギリス人の感じは、特にある年令以上の人は、全く変わりません。オズボーン前財務大臣の話も聞きましたが、めちゃくちゃブリティッシュだと感じました。

日曜の晩のディナーで隣に座った人の話がとても印象的でした。彼はアイルランド人で、ドイツにも何年も住み、今はロンドンで働いています。彼はアイリッシュとドイツ語と英語を話し、アイルランドとドイツとイギリスで教育も受けました。彼曰く、この3つの国で、教える歴史の内容が、解釈も事実説明も、全く違うのだと云うのです。そうだろうとは思っていましたが、実際に直接聞くと、今更ながら驚きます。そして彼曰く、やはりイギリスで教える歴史は、(少なくとも彼の目からは)とってもイギリスの自己中心的な説明なのだそうです。教育って重大なものだなぁと、そう再認識しました。

さて、もう少し仕事して、観察して、明日の午後には東京に戻ります!