初心者でもわかりやすい金融用語集

業況判断DI

業況判断DIとは、 日銀短観 日銀短観日銀短観とは、正式名称を「全国企業短期経済観測調査」といい、日本銀行が四半期ごとに実施するアンケート調査です。この調査は、日本国内の企業を対象に、ビジネス環境や経済状況に関する企業の感覚や見通しを集め... で発表される指数の一つで、企業が業況感をどのように見ているかを示す指標です。DIは「Diffusion Index」の略で、さまざまな業種の企業に対してアンケート調査を行い、その結果を数値化したものです。

具体的には、「良い」「さほど良くない」「悪い」の三つの選択肢から企業は現在の業況を選びます。これらの回答を基にして「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた数値が業況判断DIとなります。

この指標は、経済の現状や将来の見通しを測るために使われ、プラスの値であれば業況が良いことを、マイナスの値であれば業況が悪いことを示します。経済分析や政策決定の参考として、政府や中央銀行、投資家などによって広く利用されています。