1.概況
本日の日経平均は351円安の2万2028円と6日続落しました。TOPIXやJPX日経400、東証2部指数や新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて下落しました。昨日の米国市場で主要指数が小幅安となり引き続き買い材料に乏しいなか、寄り付き前に発表された7-9月期のGDP速報値が市場予想を下回ったこともあり、日経平均は129円安の2万2250円で寄り付きました。日経平均は一時下げ幅を70円台まで縮める場面もありましたがその後再び下げ幅を広げると前場を208円安で引けました。日経平均は後場に入るとさらに下げ幅を広げて一時は375円安の2万2004円と2万2000円の節目を割り込みそうになりましたがなんとか踏みとどまるとその後はやや下げ幅を縮めました。しかし引けにかけて再び下げ幅を広げた日経平均は、結局351円安の2万2028円と本日の安値水準で取引を終えました。東証1部の売買代金は3兆7703億円となりました。東証33業種は全業種が下げ、中でも石油石炭製品が4%安となったほか、鉄鋼、鉱業、その他製品も3%を上回る大きな下げとなりました。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は売買代金トップの任天堂(7974)から22位の野村(8604)まで全て下げました。任天堂は4%近い大きな下げとなったほか、ソフトバンクグループ(9984)が2%安、ソニー(6758)、トヨタ自動車(7203)、SUMCO(3436)もそれぞれ2%台の下げとなっています。材料が出たところでは、上期の経常利益が前年同期の9億円の赤字から1億円の黒字に転換した居酒屋大手のワタミ(7522)が8%近い大幅高となりました。また、平成29年9月期決算が大幅な増収増益で今期予想も大幅な増収増益とした不動産のオープンハウス(3288)はストップ高となっています。一方で昨日発表した中間決算で7-9月期の営業利益が前年同期比14%減と冴えなかったカフェなどを展開するサンマルクホールディングス(3395)は8%超の大幅安となりました。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は下げ止まらず6日続落となりました。本日の下落を受け予想PERは14倍台半ば程度まで低下したとみられます。業績面から見ると徐々に割安な水準になってきています。2万2000円の節目近辺には25日移動平均線もあり、この水準を大きく割り込むことなく反発できるかが目先の注目材料となりそうです。

(マネックス証券 マーケット・アナリスト 益嶋 裕)