1.概況
本日の日経平均は20円高の2万20円と小幅に上昇しました。TOPIXやJPX日経400、新興市場のマザーズ指数など主要指数は総じて上昇しました。昨日の米国市場で主要指数が高安まちまちで支援材料になりにくく、ドル円も小動きだったことから日経平均は29円安と小動きで寄付きました。日経平均は寄り付き後まもなく下げ幅を50円余りまで広げましたが、まもなく切り返すと10時頃にプラスに転じました。前場を21円高で終えた日経平均は、後場に入ると一時マイナスに転じる場面もありましたが下げ幅を広げることなく再びプラスに転じると結局20円高の2万20円と1日の高値圏で取引を終えました。東証1部の売買代金は2兆208億円となりました。東証33業種はその他製品や水産・農林業、情報・通信業などディフェンシブセクターを中心に15業種が上昇しました。一方で海運業やその他金融業など18業種が下げています。

2.個別銘柄等
東証1部の売買代金上位銘柄は高安まちまちとなりました。売買代金トップの任天堂(7974)やソフトバンクグループ(9984)、ファーストリテイリング(9983)、花王(4452)などが上昇した一方でトヨタ自動車(7203)、東芝(6502)、三菱UFJ(8306)などは下げています。材料が出たところでは、主力の映画事業が好調で今期の業績予想を上方修正した東宝(9602)が7%超の大幅高で年初来高値を更新しました。また、大手証券が投資判断と目標株価を引き上げた昭和電工(4004)も5%近く上昇して年初来高値を更新しています。

【VIEW POINT: 明日への視点】
日経平均は小幅に反発しました。米国の金融引締めペースがゆっくりとしたものになるとの思惑が強まる中でドル高見通しが描きにくいため、上値は重い状況が続いていますが2万円を割り込んだところでは企業の好業績を期待した買いも入り株価が動きにくい状況が続いています。明日はお昼ごろに日銀の金融政策決定会合の結果発表が予定されています。金融政策は現状維持が予想されていますが、展望レポートで2%の物価上昇率の達成時期が変更されるかなどが注目されます。

(マネックス証券 プロダクト部 益嶋 裕)