NYダウ: 21553.09  △20.95 (7/13)
NASDAQ: 6274.44  △13.27 (7/13)

【米国株式市場】
<ニューヨーク市場>

1.概況
昨日の米国市場で主要3指数は小幅に続伸しました。上昇して始まったダウ平均ですが、前日に史上最高値を更新したこともあり利益確定売りに押されて一時はマイナスに転じる場面がありました。その後盛り返し小幅なプラス圏で推移したダウ平均ですが上値は重く、結局20ドル高の21,553ドルと小幅に続伸して連日で史上最高値更新となりました。S&P500が4ポイント高の2,447ポイント、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は13ポイント高の6,274ポイントとそれぞれ小幅に続伸しました。

2.経済指標等
新規失業保険申請件数は24.7万件と先週から0.3万件減少(改善)しましたが市場予想ほどの減少とはなりませんでした。

3.業種別動向
S&P業種別指数は金融、エネルギー、情報技術など7業種が上昇しました。一方で電気通信サービス、公益事業、素材、資本財・サービスの4業種が下げています。

4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄ではウォルマート・ストアーズ(WMT)、アップル(AAPL)、ゴールドマン・サックス(GS)の3銘柄が1%を超える上昇となりました。一方でデュポン(DD)が1%を超える下げとなったほか、マクドナルド(MCD)も1%近く下げています。ハイテク株買い戻しの流れは続き、マイクロソフト(MSFT)、フェイスブック(FB)、アルファベット(GOOGL)などが上昇しました。フェイスブックは上場来高値を更新しています。材料が出たところでは、四半期業績が従来の予想を上回るとの見通しを発表した小売のターゲット(TGT)が5%近い大幅高となりました。一方で四半期決算が市場予想を下回ったデルタ航空(DAL)は2%近く下げています。

5.為替・金利等
米長期金利は0.03%高い2.34%となりました。ドル円はやや円安に振れ、113円台前半で推移しています。

【VIEW POINT: 今日の視点】
本日の日経平均は米国株が続伸したこと、また昨日112円台をつける場面があったドル円がやや円安に戻したこともあり小幅に続伸してのスタートが予想されます。ただ、引き続きFRBの金融引き締めが緩やかになるとの思惑が残るなかドル円の大幅な上昇が期待しにくいこと、また3連休を控えた週末ということもあり日経平均は上値が重い展開が予想されます。

(マネックス証券 プロダクト部 益嶋 裕)