先月下旬からスタートした3月期決算企業の中間決算発表も先週でほぼ終わりとなりました。こうしたなか投資のヒントではこれまで今回の中間決算発表を5回に渡って集計してきましたが、今回は最終回として11月11日から13日の3日間に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に早速、決算をまとめてみました。その結果をみるとこの間も上方修正が下方修正を大きく上回っており、下方修正8銘柄に対して上方修正15銘柄と上方修正が下方修正の倍近くとなっています。
そして上方修正や下方修正を受けて株価が大きく動くものもみられました。例えば通期業績予想を上方修正した戸田建設(1860)や日清食品ホールディングス(2897)、マツモトキヨシホールディングス(3088)では決算後に株価が大きく上昇し、日清食品ホールディングスは決算発表当日に株価が3%余り上昇したのに続いて、翌日も9%を超す上昇をみせました。一方でりそなホールディングス(8308)やTHK(6481)など下方修正した銘柄には株価が大きく下げるものがみられました。