先月下旬からスタートした3月期決算企業の中間決算発表は先週末がピークとなりましたが、今週もまだまだ決算発表が続いており、11月に入ってから昨日までもTOPIX500採用の主要企業でみると90社近い企業が決算を発表しました。そこで今回は11月2日から5日までに決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に早速、決算を集計してみました。

その結果をみるとこの3日間では上方修正が下方修正を大きく上回っています。下方修正14銘柄に対し上方修正29銘柄と、上方修正が下方修正のほぼ倍となっています。そして上方修正や下方修正を受けて株価が大きく動く銘柄も少なからずみられましたが、業績予想を据え置いた銘柄のなかにも株価が大きく上げるものがありました。例えば上期実績が会社予想を大きく上回って着地した古河電気工業(5801)は株価が16%近く上昇したほか、上期の営業利益が前年上期に比べほぼ倍増となった横河電機(6841)も8%を超える上昇となっています。

決算集計速報PART4 決算で大きく動いた銘柄はこちらからチェック

もう一つのヒント

週明けの決算発表スケジュールは

3月期決算銘柄の中間決算発表は来週でほぼ一巡となりますが、週明けもまだ多くの決算発表が予定されています。週明けは大手ゼネコンや大手地銀などが決算を発表する予定です。

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