すごいすごい。ピート・ローズ、タイ・カップ、そしてICHIROだよ。偉業だよ。レジェンドだよ。やはり見栄えのいい筋肉よりしなやかさを大事にした方がイイんだなぁと思った俺であった。
そんな嬉しい話題に沸くニューヨークなのではあるが株価は冴えない。ついに15,000を切った。こんなに世界中が不安定なんだからダウの不調も当たり前と思う。

でもアメリカは中古住宅販売がかなりの数字を出した。しかしダウはさげた。量的緩和の年内縮小がFOMC議事録からも現実的になってきたからなのだな。
次期議長最右翼のサマーズ氏が縮小派らしいしね。

アメリカはもうこれ以上借金で株高を維持できないと考えたのだと思う。そこで日本に「後はお前らやれ!」とかなんとか言った。と思う。渋っていたのは白い川。なので白い川を堰き止めて黒い田んぼに水を移した。そして始まったアベノミクス。

始めていきなりの円安相場で目覚しい成果をあげるかと思いきや、ここに来て旗色が悪い。この4月-6月期の製造業生産高が三ヶ月連続前年比マイナスなんだって。この数字はここ10年だと08のリーマンショックと11の東日本大震災のときしかなかったことらしい。

たぶん、円安でエネルギーを中心に原材料費が急上昇。財布の紐は硬くなりお金の流れが縮小。詰まるところがより不景気に。イマココ。ということかなと。
アベノミクス大危機。アベノミクス不況なんてことにならないことを祈る。為替の流れも円高に向かい出したか?あの時期の円安はアベノミクスを支援しての意図的な為替操作か?とかなんとか。

白い川の人はデフレの水流をしなやかに治めていたと思う。粛々と。
アラブの春の原因はあまりの生活苦に道端で野菜を売った若者を官憲が厳しく取り締まったこと。
インフレ・円安。嬉しいのは誰?苦しいのは?

--------------------------------

サンプラザ中野くん

数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。

http://spnk.jimdo.com/

※当コラムは執筆者の個人的見解であり、当社の意見を表明するものではありません。