その名を愛甲秀則さんという。愛甲さんは市役所職員である。にもかかわらず?大変に柔軟な頭の持ち主なのだ。愛甲さんはモノマネが得意である。十八番は美川憲一。私は一曲聞かせてもらった。大変似ているし場の運び方も上手。とても楽しめた。モノマネの玄人はだしだと思う。
愛甲さんとは北九州で出会った。北九州デジタルクリエーターコンテスト2011の審査員としてだ。彼は地元の代表として俺はゲスト審査員として参加した。作品数も多く素晴らしいコンテストだった。
食事の際など話しているうちに市の職員の枠にとらわれない活動ぶりに興味が湧いた。彼はそのモノマネの腕を市政にも活かしていたのである。それは市職員有志による「芸人バンク」の中で。この芸人バンクは市職員の中の一芸ある人々が登録しているバンクなのだそうだ。休みを利用していろいろな施設を訪問しては芸を披露し人々を和ませているのだそうだ。折々のイベントでも市民を楽しませているのだ。もちろんボランティアとして。この芸人バンクの仕掛け人が愛甲さんなのである。
北九州市は子育て日本一を標榜している。そして「子育て ふれあい交流プラザ」を運営しているのだ。この施設を駆け足でだが見学してきた。様々なアイデアにあふれたとても愛らしく楽しい空間だった。
例えばスポンジプール。約15センチ角の立方体のスポンジが敷き詰められたプールだ。子供たちは羊水の中の気分を味わうらしい。その横には木の砂場。直径5 センチくらいの木のボールを敷き詰めた「砂場」。木のぬくもりがいい感じなのだ。子ども自身にはもちろん、子供の育て方に悩む若いご夫婦にも大変有意義な施設となっている。悩みを聞いてくれる仕組みがあるから。もちろん子どもを預かってくれるサービスもある。子育て支援に力が入っているのである。この企画も愛甲さんがやった。これに関して首相官邸に呼ばれて講演もしたのだそうだ。
そして俺が興味を惹かれたのは「赤ちゃんの駅」だ。市内の企業などに協力してもらって「赤ちゃんの駅」という部屋を用意する。そこではおむつ替えや授乳が気軽に行えるのである。これは便利なのではないか?部屋を提供する企業によってはおむつを無償で用意してくれているところもあるそうだよ。これも愛甲さん企画。楽しくて才気あふれる愛甲さん。そしてそのはみ出し職員を活用できている北九州市。素晴らしい。未来は明るいのだ。環境首都でもあるのだそうだよ。
どうなる世界株価。下がる?
3・21は中野サンプラザでカキーンコンサート。見に来てね。
http://www.tbsradio.jp/kakiiin/kakiiin-live.html

サンプラザ中野くん

数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。

http://spnk.jimdo.com/