「一人一票実現国民会議」をご存知か?日本の法律により20歳以上の国民には一人一票の選挙権がある。それはとても素晴らしい事。多くの先達が時には血を流して勝ち得て来た権利だ。世界的には。日本では現在の憲法の成り立ちにおいて「国民が勝ち得た」とは言い辛いね。でもとにかく一人に一票と明記されているのだ。国民の権利として。
しかしだ。地域によって一票の価値に歴然と差がある。それはここで調べられる。
http://www.ippyo.org/checker.html
ちなみに俺の参議院選での一票は0.2ちょっと。大変なショックを受けた。「一票の価値の差は5倍までは合憲」と最高裁が長く判断して来た。判断じゃなく放置だけど。国会もね。つまり法治国家じゃなくて放置国家。これは酷いと思っていたが俺は行動に移さないでいた。しかし行動し始めた人たちがいたのだ。「一人一票実現国民会議」である。
その設立趣意書(平成21年7月)冒頭に「一人一票実現国民会議は、最高裁裁判官の国民審査に際し、民主主義の基盤である「一人一票」に対する最高裁の裁判官の姿勢を統治者である有権者に広く伝えることを狙いとして、各界の賛同者を得て発足いたしました」とある。
こうも綴られている。「もし、男は1票、女は0.9票と定めた公職選挙法があったとしたら、100人の女性の内の100人が その公職選挙法を合憲・有効とする合憲派の裁判官に不信任の票を投じ、憲法により罷免されることでしょう。100人の男性のほとんども、同じように、不信任の票を投じるでしょう。 正義に反するからです」と。
つまり国政選挙の際に行われる国民審査で「5倍までは合憲」とかヌルい発言をする裁判官には罷免を突きつける覚悟なのである。
俺はこの運動をツイッターで知った。そして運動の支持者たちが毎週日曜日の21時から「#ippyo」というハッシュタグをつけてツイッター上でバーチャルデモをしている事も知った。ちょっと参加してみた。そしたら「歌を作って欲しい」と依頼された。なので作った。
「one for one one for one one for one one for one
日本は民主国家 世界で一番いい国だ
だからこそ改めて 一人に一票 平等に
私にき良き一票を と政治家の人は言うけれど
私にこそちゃんと一票を お願いしたいのだー one for one」
である。ちゃんとレコーディングする予定。ユーストリームでオンエア予定。向谷実さんとやる予定。
要注目の運動であるよ。
節分天井かな?
サンプラザ中野くん
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://spnk.jimdo.com/
※当コラムは執筆者の個人的見解であり、当社の意見を表明するものではありません。