サンプラザ中野くんだー!
悩んだ末に「梅」車検を選択した。今日には終了しているはず。自動車を持つのも色々大変である。特に最近若者の自動車離れが進んでいると聞く。日本を走る自動車の数も減少に転じだしたらしい。つまり日本人の自動車離れが進んでいるということ。若者の生活行動と絡めて、そのあたりを考えてみた。
自動車を所有するのは大変な負担である。実利的に利用しないなら、少ない収入の中からその費用を負担し続けるのは難しい。車検も多いし。駐禁も頻繁だし。駐車場代も高い。特に都会の若者にとっては。
こと都会では基本的に自動車はいらない。いや、なくてもやっていける。それは多分、高度成長期にしてもそうだ。ではなぜ今まで若者は自動車を持つことに前向きだったのか?それは「個室願望」だったのではないだろうか。
長いこと日本の家には個室がなかった。ふすまで仕切る程度の無防備な個室しかなかった。だからみんな個室に憧れた。経済成長を経て、個室を得た。しかし親の監視の目は厳しかった。電話も玄関か居間に置かれているのみだった。思春期の間中、若者は「個室」を求めて彷徨っていた。だから庭に立てられた離れ感覚のプレハブ勉強部屋にたむろした。そして免許を取ると、車という「個室」に逃げ込んだのである。だからオーディオにも凝ったし、「土禁」にもこだわった。
しかし今や日本の家の個室も完璧である。おまけに親の無関心さも。ゆえに若者には常に「個室」があるのである。プレハブ勉強部屋がなくても車がなくても、オーディオは聴けるし電話もできる。異性交遊も、だ。話はずれるが、だからラブホテルも需要が落ちている。つまり、「個室」の出現によって「擬似個室」は衰退し始めたのである。
さて「個室」の出現は新たな現象を巻き起こした。それは「何処でも個室主義」である。これは精神的に幼すぎるゆえ社会的な自立に至っていない。しかし自立していると錯覚している、現代日本の若者を特徴づける現象となっている。これについてはまたの機会に書きたいと思う。
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サンプラザ中野くん
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://web.mac.com/bakufu3/