サンプラザ中野だー!

 飛行機で4時間弱。帰りは3時間ほどの外国だ。暖かかったぞ。気候も人も。そもそもこんな忙しい時期に行ったのには理由がある。知っての通り俺はスーパー健康家だ。日本を健康にするという使命を持っているのだ。で、なにやら台湾に健康があふれているという情報を手に入れたのだ。だから即、行ってきたぞ。

 スーパー健康家といえば、この夏の「笑っていいとも!」を観たかね?タモリさんと俺が食について大いに語ったテレフォンショッキングの事。俺はベジタリアンです、と言ったのだ。多分あんなにおおっぴらにテレビでベジタリアンである宣言をした人はいない。多くの日本のベジタリアンに勇気と感動を与えたらしい。さすがスーパー健康家であるよのう。それはさておき、台湾ではベジタリアン料理が超!超!!超!!!大ブレイクしていたのである。台湾はもともと仏教の国だ。お坊さんの姿もよく見かける。だから精進料理がポピュラーであったらしい。そして健康ブームが一般庶民の心に火を付けた。ベジなら食べても健康を維持できるらしい、と。そしたら世界的にも類をみないほどにベジタリアンフードが広まった。

 行ってみて本当に度肝を抜かれた。あまりにも当たり前になっているのだよ。ベジが。屋台に毛が生えたような街角の定食屋も完全ベジだったりする。空港の麺類屋にもベジタリアン用の品がある。超高級ホテルの四川料理・広東料理店でもメニューに載っている。コースまである。本当だよ。実に浸透しまくっているよ。屋台でもベジがあるらしいよ。台湾ではベジタリアン料理を「素食(スーシー)」と言うのだ。素は野菜のことだそうだ。質素という意味ではないのだそうだ。それが証拠に素食レストランのメニューは豪華だ。餃子もあるし小龍包もある。牛肉のような肉もある。正確には大豆タンパク質で作ったモドキ肉である。こいつを使えば何でも肉料理になってしまうのだ。つまり味付けも肉、見た目も肉のベジ料理が数え切れないほどあるのだ。もともと美味くて多彩な中華とベジタリアン料理の相性は最高だった。バイキング形式のレストランにはごちゃまんと人がいた。老若男女がひしめき合っていた。本当に本当にびっくらこくほど根付いていたのだよ。

 詳しくはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/台湾素食

 株はさっぱりだね。でも俺は来年の日本経済には期待しているよ。特にアメリカ以外の金持ち国に輸出している産業にね。頑張ろうニッポン。

サンプラザ中野
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.sunplazanakano.com/