サンプラザ中野だー!

 日本人は農耕民族だといわれている。ほぼ異論はない。今や自給率は低いけれど。それをもとに話は進む。
 農耕民族は一年をかけて作物を収穫する。実際は半年だけど。それを貯蔵して翌年の収穫までの食料とする。つまり食べ物を得るまでのタームが長い。気が短くてはやっていけない。だからきっと比較的穏やかな国民性なのだろう。比較的協調性に富んでいるのだろう。我慢強いのだろう。投資には向いているのかも。

 作物のできを左右するもっとも重要な部分は「自然」だ。お天道様だ。風神で雷神だ。今でもことあるたびに人々の口に出るのは「自然の脅威にはかなわない」といったたぐいの言葉である。つまり「諦め」である。農耕民族は「仕方ない」と言っては前を向いて歩んできたのである。その習性を利用して来たのがこの国の為政者である。まあ、為政者なんてのは何処の国も同じなのだろうが。

 この国には市民革命がない。歴史の長い国なのに民衆が政権を転覆した歴史がない。はず。大政奉還だって「いままで俺が搾取してきたけど、権利を今回君たちに譲るよ」みたいな話。だと思う。
だからこの国の国民の搾取のされ方って、ほんと堂に入っていると思う。慣れ過ぎちゃっていると思う。だからなのか、為政者側も搾取することに頭を使う必要がないのだろう。おおざっぱである。というか、無能。「搾取」に対して無能だから対外政策が不得手。つまりひねれば出てくる水道のように税が取れるので、取るためのノウハウが発達してこなかった。取るノウハウが発達しないということは、取られるのを防ぐ能力も発達しなかったということ。だからネゴシエーションが下手なのだ。と思う。

 米・中・露などをみていると国民から搾取するのは当然、外から取るのも上手そうに見える。国益を守れるということ。結果、末端の国民もちょっとはよい目を見られる。
日本の為政者は何をしていたんだろう?なんで活断層の上に世界最大の原発を建てる国になったのだろう?誰にそそのかされたのだろう?我慢の限界はいつ来るのだろう?誰か教えてくれ。