サンプラザ中野だー!

 強いね、ブラジル。しかもまだ余裕が感じられる。ロナウドは太っているし。ロナウジーニョは調子悪そうだし。なのに強い。俺は思った。
「あんな凄いチームの超スタープレイヤーだったのだ、ジーコ氏は」と。観ている世界が違うんだよね、きっと。だから「指導者としての言語を持っていなかったのではないかな」「長嶋監督のような存在なのではないかな」と。
 名選手が必ずしも名監督ではない、とよく言われる。指導者としての適性よりも現役時代のネームバリュー、そうこだわるトップがプロスポーツの世界にまだ多いのだろう。それは「指導力を評価すること」よりも、周りを「納得させること」が人事の目的になっているからだろう。現役時代のネームバリューに弱いのはチームのフロント陣も選手も同じだ。現役時代に活躍した人でないと選手も言うことを聞かない、らしい。その弊害はそのまま審判団にむかう。大リーグの審判は独立した組織の中で勉強して育てられる。しかし日本のそれは野球をやっていた人が成ると聞く。つまりプロ選手を目指して挫折した人たちなのだそうだ。だから選手達から尊敬されていない。きっと本人達のプライドも育ちにくい。

 日銀のフクちゃんが話題である。とってもエリートだったらしい。若い頃から「日銀のプリンス」と呼ばれていたと聞く。ノーパンしゃぶしゃぶ等のスキャンダルの監督責任を取って一度下野もした。民間人との交流も深いそうだ。阪神ファンだし人も良さそうだ。しかし今回の事件である。これはあきらかに失敗である。李下に冠を正さずである。総裁に就任した時点での判断が必要なことである。現役としては良かったのだろうが、指導者としての資質に欠けたのではないだろうか。

 おかげで円安が止まらない。俺の為替は真っ赤っかだ。今夜のFOMC。どうか小さな小さな利上げでありますように。織り込み済みでありますように。そのまま円高に向かいますように。オシム氏が「ど素人」でありませんように。-----
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