サンプラザ中野だー!

 応援したよ、日本代表を。勝って良かった。しかし楽勝でドイツに行けるほどの強さは感じられなかった。まだまだドラマはありそうだね。スタンドは超満員だった。6万1千人以上が入っていた。壮観だった。その分終わった後が大変だった。スタジアムの階段から混雑が始まった。埼玉高速鉄道・浦和美園駅まで1キロちょっと。大変な人混みの中を歩いた。規制がかかり進めないときもあった。押し合いへしあい駅構内に入り、電車に乗るまで、試合終了から1時間25分かかった。へとへとなのであった。別に誰も怒り出したりはしなかったけどね。とりあえず勝てたからだろうなぁ。このように交通事情が悪い。しかしこんなに人が集まるのは年に3回くらいだろう。輸送力を増強してもきっと大赤字になるだけだ。今後の少子化と経済効率を考えると、我慢するのが得策のようだ。サッカー人気が超超大爆発となるなら別だけどね。

 というわけで俺は今ヘロヘロなのである。昨日のこともあるが実はまた新しいことを始めてしまって身体がついていけてないのだ。それは歯列矯正だ。あと一日で断食が終了するという先週の金曜日のことだった。4月の終わりくらいから始めようと思っていた。先生もそのつもりのはずだった。まずは親知らずを抜いて、治療途中の虫歯を治してからだろう、と。しかし先生は言った。「今日から着けちゃいましょう。大丈夫ですよね?」仕事柄なのか、負けず嫌いなのか。そう聞かれると「もちろん大丈夫です」と答えてしまう習性がある。というわけで始めることになった。ところで矯正器具のブリッジは歯に嵌めるものだと思っていた。しかし嵌めたのは上下4箇所。それぞれの奥から2番目の歯に輪を嵌めただけであった。それが基点となるのである。その他の歯にはブリッジを何と直接貼り付けたのだ。意外だった。その奥のベースから前の歯のブリッジにワイヤーを通す。そのワイヤーの張りが徐々に歯を動かすのだそうだ。ネットで調べた。歯は1ヶ月に0.3ミリほど動くらしい。矯正患者は平均で4ミリを動かすらしい。だから順調に行って13ヶ月。一年半くらいはかかるのが普通なのだそうだ。

 歯並びは良い方が健康にいい。ハンサムの条件だ。しかしこの感覚はアメリカ的の様だ。イギリスではそれほどでもないようだ。公開中のブリジット・ジョーンズの日記にも出ているヒュー・グラントはイギリスの超有名二枚目俳優。しかし彼の歯並びはいまいちである。そう考えるとハリウッドスターの歯並びは異常である。でも日本はアメリカに倣うのだ。歯並びのいい人しかテレビに出られなくなるぞ。歯列矯正器具を嵌めたままテレビに出る俺もちょっと変わっているけどね。