サンプラザ中野だー!
先週末に仕事で富良野に行った。あの「北の国から」の富良野だ。スノーボードやワカサギ釣りのロケをした。楽しかった。が、寒かった。消耗した。帰ってから、激しく熱が出た。俺はクラシカル・ホメオパシーという医学を学んでいる。この医学では、熱が出るということを健康の証と捉える。特に高熱が出るということは、健康のレベルがかなり高いと捉えるのである。何故ならば、いわゆる身体の不調はそれ自体が病気なのではない。病気を克服しようと身体が奮闘しているのが結果「不調」となって表出している。と、クラシカル・ホメオパシーでは考えるからなのである。
例えば、風邪の菌と身体の中の免疫が戦う。それが炎症となって喉が痛くなったり腫れたりする。そのとき、「喉腫れ病」だと解釈して喉に薬を塗りこむ。あるいは、腫れている喉を切り裂いて中の膿を取り出して、「はい、治りました」と言う。これでは頑張って戦っている喉が可哀想である。ちなみに近年、扁桃腺は免疫の重要な機関と認知されてきたので、昔のように全摘することは少なくなっていると聞く。盲腸も同様だ、と。で、より元気な身体には、より元気な免疫が活動する。だから菌vs免疫の戦いもより激しいものとなる。ゆえに、その炎症も熱の出方も、より激しいものと成るのである。
だから元気な人ほど、数年に一度くらい大熱を出したりするものなのである。「うちの娘は何年も風邪一つひかない」なんて、安心材料ではないかもしれない。物凄く身体が弱いのかもしれないからだ。まあ、しばらく見ていればわかると思うけどね。身体が強くて風邪を中々ひかないのか、弱くて中々ひかないのか、は。
それで今回の俺の熱は、なんと39度以上もあった。一昨日の夜が一番辛かった。その翌朝測ったら38.8℃だったのだ。その数字を見たときに思った。「俺って健康のレベルが上がってきているぞ」と。だって、39℃の熱なんて出した覚えがない。そして39℃の熱なのに、それほど身体がキツクなかったのだから。「ああ、これは健幸道をまい進してきたお陰なのだな」と、有り難がったりしてしまったのだ。というわけで、健幸な俺もたまには風邪をひく、というお話・言い訳だった。
この数日間俺と過ごす機会のあった皆さん、移したかもしれない。ごめんなさい。その中の一人、ペンタゴン川口さんとチャートの本を作っている。これかなり分かり易い。できたら売るから、ね。