サンプラザ中野だー!
今年のプロ野球はまさに混戦だ。セリーグでいえば広島・横浜の頑張りだ。パリーグでは西武・日ハムだろう。日ハムはSHINJOくんも頑張っているもんね。「頑張れタブチくん」ではないが、独特のキャラクターゆえつい「SHINJOくん」と君付けしてしまう。一度も会った事はない。
会った事があるのは阪神の赤星選手である。3年連続盗塁王である。先日も甲子園球場で会った。彼のために曲を書いた。ホームチームの選手はバッターボックスに入る際に曲を流す。それはプロレスラーの登場曲のようなものである。プロレスの花道は長い。しかし野球の場合はごく短い。ネクストバッターズサークルからバッターボックスまでの数十歩だ。いや、十数歩か?だから1分も流れない。しかし俺は作った。赤星選手が好きだからだ。まだサビの部分しかないのだが。オールスター明けの7月16日の甲子園から使ってくれるという事だ。嬉しい。ちなみにタイトルは「ICHIZU(一途)」だ。赤星選手は一途な選手なのだ。
一途といえば恋愛だ。先日「キルビル2」を観た。六本木ヒルズの映画館でだ。初めて行った。深夜の回にもかかわらず混んでいるというので、プレミアスクリーンというチケットを買った。普通の映画館の指定席だろうと思って行ったらビックリした。それは別のホールだったのだ。つまり大きい映画館の横に小さいプレミア映画館があったのだ。シートもリクライニングなのだ。お酒も飲める。代金3000円を払ったが、ワンドリンク付きなので十分に元は取れる感じだ。世の中は変化しているのだね。キルビル2の出来も良かった。大変満足した映画鑑賞なのであった。
ひとつ困った事があった。映画が始まるまでが長かったのだ。30分くらいあっただろうか。とにかくCMが長い。次回上映映画のCMなら慣れっこだが、歌のCMが延々繰り返されたのだ。それは大きなのっぽの平井堅くんの新曲のものなのであった。30秒・1分、それぞれの様々なバージョンを都合10回くらい連続で流した。俺は怒りにも似た感情がこみ上げ、「この曲は絶対に買わん」とつぶやいた。
それがやっと終わり上映予告CMになった。何番目かに「世界の中心で愛を叫ぶ」のCMが流れた。白血病の少女が病院を抜け出し、空港のロビー?で倒れる。彼女を腕に抱きかかえ少年が叫ぶ。「神様、助けてください!」。そこで平井堅君の歌である。俺はゾワゾワっと感動してしまった。嫌というほど刷り込まれ、辟易していたはずなのに。「この映画、観ちゃおうかな」なんて思わされてしまったよ。これは売れる。映画も曲も。配給はどこだ?株買うぞ。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/