サンプラザ中野だー!

 またもやIPOに落ちたのだ。ここのところ3連敗だ。マネックスは実にフェアだね。改めて実感したよ。

 しかし落ち込んでばかりはいない。何故ならばめでたい事があったからだ。このたび俺が所属する「株式会社アミューズ」が東証2部上場を果たしたのだ。ありがとう、ありがとう。会長・大里、社長・山本に成り代わって御礼を申し上げるよ。本日も今のところ(午前中)若干騰がっている。ちなみに今までどおりヘラクレスにも上場中だ。コードはどちらも4301。もちろん俺も持っている。アーティスト持ち株会を通じて毎月若干だが買い増しもしている。所属アーティストのほとんどが保有しているはずだ。サザンのみなさんも福山も深津絵里も、だ。諸君も買うが良い。よろしくね。さて先日凄い映画を見た。素晴らしかったので書かせてもらう。それは「アップルシード」である。りんごの種、だね。アニメーションである。ニューヨークでの試写会も大成功だったらしい。ジャパニメーションの技術の高さに、みんなぶったまげたらしい。
 日本の2Dアニメの質の高さは周知である。しかし3Dアニメはアメリカに遅れを取っている。例えば「トイストーリー」そして「ファインディング・ニモ」。キャラクター物の3Dアニメは心をなごませるね。しかしあくまでキャラクター物なのである。3D人物ではないのである。そこに3Dアニメの限界があった。しかし今回「アップルシード」は、その限界を2Dと3Dの融合によって超えたのである。

 「モーションキャプチャー」という技術がある。人間の身体にいくつものポイントを付けて、それをコンピュータに読み込ませる。そしてコンピュータ上のモデルにその動きを移植する。つまり貴方の3Dモデルがコンピュータ上にいるとする。そこにジャッキー・チェンの動きを移植すると、貴方がジャッキーのように画面上では大活躍できるのである。

 その技術、以前は人の身体に電線を付けて動きを読み取っていた。しかし今回ワイアレスでの読み取りが可能になった。つまり、より複雑な動きが可能に。さらに複数の人物の動きも、だ。だから、芝居がリアルになった。さらに、そのリアルな3D人物を2Dに戻したのである。何故ならば人は2Dのアニメーションに感情移入ができるからだ。これは発明だ。

 まるで人間のようにリアルに動く2Dのアニメキャラ。これは新しい。
 そしてストーリーもいい。立ち向かっている。この技術とテーマとストーリー。やたらと勇気がわいてきたのである。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/