サンプラザ中野だー!
日曜日のゴールドコースト・マラソンに参加するのだ。以前書いたが、一ヵ月半前から走り出した。ランニング雑誌の取材を受けたのがきっかけだ。とりあえずハーフ・マラソンに挑戦だ。楽しんでくるよ。

最近気になることがある。それは「言葉」だ。レストランに入る。店員に誘導してもらう。席に着く。店員が言う。「こちらの席でよろしかったでしょうか?」。この「過去じゃないのに過去形の質問」。初めて聞いたとき混乱した。「俺はいつからこの席に座っていたんだ?」「3分くらい俺はボーっとしていたんじゃないだろうか?」「早くもボケか?」などと。しかしその後、頻繁に耳にするようになる。コンビニではもちろん、高級といわれるホテルの従業員の口からもときどき聞かれる。

一応作詞家である。言葉を生業の一つにしている。言葉は生き物である。時代とともに変わる。今まではそう思っていた。「チョベリバ」も「P語」も問題なく受け入れてきた。っていうか、楽しんだ。(余談だが「P語」を作ったのは実は俺だ。今から18年前「ちゃんちゃらおかP音頭」という曲を作った。俺がDJをしていた深夜放送からできた曲だ)。

しかし「よろしかったですか?」には参っている。だって、時制が狂っちゃってるんだぜ。「明日の天気は晴れでしたか?」と一緒。「もしもしNHKさんですか?ちょっとお尋ねします。実は今テレビで流れた天気予報のことなのですが。はい。肝心なところでお湯が沸いてしまいまして。ええ。それでお尋ねしたいのですが、明日の天気は晴れでしたでしょうか?」。

ここまでのストーリーが必要だ。これならば「明日の天気は晴れでしたか?」でも違和感はない。しかし席に着いてすぐに「こちらでよろしかったでしょうか?」。これではわけがわからん。店を出るときならわかるが。

これだけ広まっているという事は、マニュアル化されているということだろうか?組織的に広まっているとしたら恐ろしい。多勢に無勢。俺の言語感覚は淘汰されてしまう事になる。話によると「敬語感覚」で使っているらしい。本当なのか?今夜機内でスチュワーデスさんに聞いてみよう。

株価がいい調子だね。皆さんの持ち株の調子、よろしかったですか?

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/