いったいこの先、何をして過ごせばいいんだー。サンプラザ中野だー!
ちょっとしたワールドカップ・ロス症候群だ。しかしいい試合だった。決勝戦にふさわしかった。最高だった。カーンも最高だった。ブラジルの個人技も最高だった。何もかも最高だった。最高じゃないのはロナウドの髪型だけだった。(俺も真似してみようかな。多分すぐにできるぞ)。
それはさておき、俺はその日最高だった。前日の土曜日から函館にいた。はこだて未来大学というところで番組の収録に参加したのだ。NHK−BS1で金曜深夜に放送中の「デジスタ」という番組だ。
デジタル系のアート作品を視聴者から募集して、プロとして活躍中の面々が鋭く講評していく。美術・情報・デジタルを学ぶ学生の、いわば「甲子園」なのである。(しかも、より国際的だよ)。
ちょっと前までは美術といえば油絵・日本画・彫刻などであった。多くの作家たちの業績により、そこに写真や映画が入り込んだ。そしてつい最近、漫画とアニメーションが加えられようとしている。
それらの製作過程においてコンピュータはすでに欠かせない。コンピュータを介在させることによって、「製作するということ」が大きく変わろうとしている。
子供が教科書の端っこに漫画を描く。何枚か続けて描く。ぱらぱら漫画になる。これは小さなアニメーションである。俺もやった。
今の子供は、コンピュータで絵を描く。何枚か描く。アニメソフトに入れてみる。画面上で繋ぐ。すると、アニメーションができあがる。
つまり何十人ものスタッフと巨大なスタジオと、さらに巨大な資本がなければ作れなかったアニメーションが、小さなコンピュータで作成できる時代なのだ。「児童絵画コンクール」よりも「児童デジタルアニメーションコンクール」の時代がそこまで来ているのだ。だからパソコンに映像を取り込む部品を作っている会社の株も注目されているのだ。
さて番組では、はこだて未来大学の学生の作品を中心に、道内からの応募作品を見せてもらった。なかなかレベルも高くて、楽しめた。メインコメンテーターは手塚眞さん。手塚治虫さんのご子息にしてビジュアリストなのだ。(デビューの頃、ビデオを撮ってもらったよ)。
番組は今月中には放送になると思う。またお知らせさせてもらう。ぜひ見てくれー。
そして夜は地ビールとイカソーメンと寿司で盛り上がったのだ。あーうまかった。牛負けた。ドイツ負けた。
(あ、最高だったことは来週書くよ。ヒントは「飛行機」だ)
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出てきた「爆風スランプ」で活躍。現在はパッパラー河合と共に「スーパースランプ」として活動中。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/