まぁ世の中には様々なニュースがあり、色々な酷い話もありますが、入試に関して男女間に差を付ける方針があったにも関わらず、それを公表しないで何年間も入試をしていたと云うニュースは、目を疑いました。とは云っても、この問題はそんなに単純にクリアな問題でないことも理解出来ます。

採用試験・面接だって、単純に試験などでのパフォーマンスの他に、この人はずっと当社に居るだろうかとか、そう云うことは考えて、採用判断にも入れます(因みに長く居ることが即ちいい訳でもありません)。しかし、そのようなことを判断の材料にすることは隠さないし、主観も入って採用判断することは、面接をして決めますと云う時点で明らかだし、双方の間でこの点について誤解はないと思います。

そして何よりも性別によって一律に差を付けることをしようなんて、アイデアとして思うこと自体が犯罪のように感じられて、通常であれば抑制が掛かるように思われます。ところがそのようなことに抑制が掛からず、やり始めても何年も問題に思わずに続けてしまってきたと云う、鈍感と云うか、思考のある部分の欠落に、驚かされます。

色々な事情はあって当然なので、ちゃんと方針を、少なくとも或る程度公表・説明すれば済んだ話だと思うのですが。しかしこのような注意の裂け目と云うか、思考の落とし穴は、常に身の回りにも起こり得ることです。気を付けて参ります。さてこの週末も暑そうです。暑さ対策に気を付けて、良い週末をお迎え下さい。