風邪が流行っています。インフルエンザも流行っていますが、その他の風邪も流行っています。私は風邪はあまり引かない方ですが、どうも今シーズンは次から次に風邪ウィルスが四方八方から攻めてくるようで、その防衛に忙しいです。防衛は、手洗いうがいとか、引きかけたと思ったらカラダを温めるとか、早めに何かしらの薬を飲むとか、色々ありますが、必ずしも効率は高くありません。それよりも免疫力を高めることが必須、或いは効果的に思えます。これも防衛の一種ですが、そもそもヒトは免疫力がなかったら一瞬にしてボロボロになって死に至ってしまうでしょうから、防衛以前の基礎的なヒトの状態をならしめるものでしょう。
経済や国の防衛を考える時にも、やはりこの防衛以前の基礎的条件を満たすものがあるように思えます。国の防衛の話は専門外なので避けますが、経済で云うと、適量のマネーを回すことは、経済を存在せしめる、基礎的な条件のように思えます。日銀の量的緩和は、現代においては、防衛とか政策以前の、経済の基礎的免疫力を維持するための条件になっているのでしょう。ヒトにとっての最低限の一日の栄養量のようなものでしょうか。出口がないのが既にノーマルになっているように思えます。ニューノーマルが何かを見極めることは大切ですね。