御存知のように、東京を含めた広い地域で昨日は大雪となり、東京は雪に慣れていない為に、それなりの混乱を引き起こしました。私も雪のせいで、会う予定がキャンセルされたり、或いは思い掛けない触れあいがあったりと、ささやかではありますが、雪の影響を受けました。
雪は、ちょっとだけ温度が高ければ水です。「 富士の高嶺に降る雪も 京都先斗町に降る雪も 雪に変りはないじゃなし とけて流れりゃ皆同じ」とは有名なお座敷小唄のフレーズですが、正にその通りです。しかしその水が、雪への変化を通して、様々な大きな影響を及ぼす。
水は流動性、お金も流動性と呼ばれます。お金も水のようにその状態を変えることがあるでしょうか?一般にはそうは考えられていませんが、中央銀行による量的緩和や、或いは伝統的な金利政策は、お金の相対的価値の変化を通して、状態を変える行為だとも云えるかも知れません。仮想通貨の誕生も、広い意味でのお金の状態を変えているかも知れません。
お金の状態が変われば、様々な影響が出ます。お金の流れを見ることの中には、このお金の状態の変化を見ることも含まれるでしょう。今年は色々な変化が起きそうです。しっかりと見ていきたいと思います。