昨晩、アメリカ人の知り合いの家族と食事をしました。夫婦と子供2人の4人で初めての日本旅行に来ているのです。話してみると、知人の奥さんや娘さんが、予想以上に広く深く日本に興味を持ち、知識もあることを知り、びっくりしました。日本にはまだ5日ほど居て、京都その他も訪れるとのこと。そこでどういう体験をする予定なのかが気になり、根掘り葉掘りこれからの日程を聞いてしまいました。食べるもの、泊まるところ、訪れるところ。むぅううう。普通のツーリストには十二分の内容なのですが、彼らの日本に対する興味や事前研究の水準を考えると、居ても立ってもいられなくなりました。そして様々な場面に於ける代替可能案(オルタナティブ・オプション)を、詳細に、そして広く、丁寧に書いて、深夜にメールで送りました。おせっかいも甚だしいですね。
果たして、先ほど、メールが来て、早速提案のひとつを体験し(それは因みに美味しいお鮨です!)、とっても感動した、ありがとう、とのことでした。おぉー。私も嬉しい。やっぱり、日本に興味のある人には、日本のいいところを体験して欲しいですよね。おせっかいとは、余計な世話を焼くことですが、何が余計なものか。いや、文化はそもそも余計なところに生まれるものだ!などと思いながら、これからもおせっかいをしていきたいと思います。日本を楽しんでね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。