マイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」が、全米での売上が3000万枚超え、新記録を達成したとのこと。未だに売れ続けているというのが凄いです。アメリカ外での売上を含めると、1億枚を既に超えているとのことで、本当に恐るべしといった感じです。スリラーは最近では、そのプロモーションビデオがスーダラ節と重ねて見るとピッタリ来るということで一部で話題を撒きましたが、幅広い範囲のファンがいることが分かります。
私はマイケル・ジャクソンのファンではありませんが、やはり彼の作品はとても印象的でいいものが多いと思います。もうあのようなメガヒットになるようなメロディ、リズム、歌詞は生まれないものでしょうか?夏目漱石の小説で、現代に運慶が現れて仏像を凄い速さで彫り、その運慶にもうあなたのような人は現れないのか?と聞くと、自分のような者は常にいるが、仏は元々木の中にいて、自分達はそれを彫りだしているだけであり、運慶がいなくなったのではなく、日本にある仏の入っている木を既に掘ってしまったのだ、という話がありますが、いい音楽のアイデア、ネタも、出し尽くしてしまったような状況なのでしょうか。
「スリラー」の発売は1982年。いわゆるバブル期ですね。昭和元禄という人もいます。世界的に余剰文化が生まれやすい時期だったのかも知れません。そんな時代がまた来るといいですね!