金曜日のつぶやきでのそば・うどん質問には多くの方からお返事をいただきました。ありがとうございました。マネックス証券のいいところ・悪いところを聞く質問でしたが、全メールを読ませていただきました。しっかりと受け止め、改善に取り組んで参ります。

さて今日は忠臣蔵の日です。正確には旧暦元禄15年12月14日の未明、1703年1月30日の未明に吉良邸への討ち入りは行われたようです。300年ちょっと前の出来事ですね。子供の頃は、毎年忠臣蔵の古い映画がテレビで再放送されていました。大石内蔵助は片岡千恵蔵だったか。昔はあの起承転結とか、場面々々の盛り上がりとか、様々なことが好きで、更には南部坂雪の別れの坂は今はあそこだとか、そんなことにも興味を持ちましたが、最近ではめっきり興味が下がりました。時代の変化と共に、封建的なあの世界観に興味が薄れてきて、その結果世間でも放映が減ったのか、或いは見る機会が減ったので興味が下がったのか、今ひとつ不明ですが、恐らく前者でしょう。それでも尚、忠臣蔵はドラマとしては良く出来た作品だと思います。

私にとっての忠臣蔵のイメージは、雪と寒さと酒です。忠臣蔵では様々な場面で酒が出てきます。敵を欺くための酒、身を崩して飲む酒、血気盛んに飲む酒。天候条件は変わり、社会体制も変わりましたが、300年経っても尚変わらないのは、人と酒の接し方と、実は戦災があり様々な都市開発が行われてきたにも関わらず未だに残っている屋敷跡の神社だったり街の区画をかたどる道だったりするのが、興味深いです。しかも例えば南部坂は幅2メートル程度の細い道です。綿々と繋がる人の営みがあるから、江戸、そして東京の区画、道は、それほど変わってこなかったのでしょう。

もっとも普遍的なものは人である。そんなことを思い出しながら、今宵は一杯の酒を飲みたいと思います。