今日ボツワナ出身の人と話しました。彼女はボツワナからアメリカの学校に行ったのですが、その後さらに勉強する地として敢えて全く縁もなく来たこともない日本を選んだとのこと。そして日本の良さを知り、然しながら日本の(日本人の)国際社会での発信力を残念に思い、博士課程の勉強をしながら、日本の(主に)若者のリーダーシップやコミュニケーション力を高めるような事業をしたいと考えるに至り、或る縁から私のところに相談に来ました。話を聞いて応援できたらと思うようになったのですが、これだけ遠い国からひとり異国の地に来て、そしてその国に貢献することをしたいと思うのはどういうことだろうと考えました。彼女の中の何か特別な資質なのか、日本に何か特別な力があるのか。今日は分かりません。そしてたかがひとりです。でもこれから暫く丁寧に話を聞いて、どういうことなのかを分かりたいと思うのでした。人の出会いは面白いですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。