政府発表の3月の有効求人倍率は1.07倍となり、2007年6月以来の高水準とのこと。4月の消費は増税によって流石に落ち込んでいるようですが、それも3月の駆け込み需要によるプラスより少ない水準のようです。CPIも着実に上がってきている。要は政府並びに日銀が重要視している物価と賃金の上昇、並びにそれにまつわる領域は順調に推移している訳です。日銀の一義的な政策目標は株価を上げることではないので、今日のような強い数字が出ると、追加緩和は今はない→株価はパッとしない、との連想が働くのでしょうか。しかしこれはどうでしょう?ずっといい数字が続けば、当然株価も上がっていく筈です。帰納法的に考えると、いい経済指標が出れば、株価は上がるべきです。様々な要素を消化するのがマーケットです。マーケットが順反応をする時期も、そんなに遠くではないでしょう。