来春入社の新卒の面接を行っています。新しい出会いがあり、私の方にも緊張感とは云わないまでも或る種の高揚感が生まれます。今年はいわゆる売り手市場と云われており、どんな学生と会えるのか、一抹の不安もあったのですが、例年に勝るとも劣らないしなやかさと筋の通った強さを感じて、とても頼もしく思っています。

今年の新卒面接をしていてひとつ感じたこと、それは英語が使える学生が増えてきていることです。私は最終面接者であるので、もしかしたらGlobalVisionを推し進める当社グループの現状に鑑みて、そういった学生が最後まで残りやすい、もしくはそういった学生が当社を志望しがちなのかも知れません。しかし話していて感じるのは、"英語"というものが、昔に比べてより普通の、一般的なコミュニケーション手段として認識されてきているように思うのです。

英語ラジオを聞き英語の論文を読むだけでTOEIC950点を取る者。レアジョブでフィリピン大学の学生と毎日話し、英会話にストレスを感じなくなっている者。かつては、英語はきれいに話さないと恥ずかしいという感覚から、中々割り切って英語をコミュニケーションツールとして使えない人が多かった(私もかつてはそのひとりです)と思うのですが、最近の新卒はもっとザックバランと発音を気にせずに"コミュニケートすること"という目的に向かって英語と接するようになってきている気がします。これはとてもいいことです。進化する、或いは変化する若者たちに期待したいと思います。