人権。若い頃にはそのことについて聞くと、何故か熱い思いが生まれた人権問題。歳を取るにつれて、あたかも蛇口をひねると常に出るきれいな水のように、或いは常に存在するきれいな空気のように、当たり前の存在として思うようになってしまった人権。しかしこの人権を勝ち取るには多くの戦いがあった訳ですし、今でもその戦いは続いており、世界の多くの地域では未だ人権が確保されていないことが多くあります。そんな人権を擁護する活動をしているHumanRights Watch(ヒューマン・ライツ・ウォッチ)という国際的NGOに、私は或るきっかけから5年以上前から深く関わってきました。その東京支部の立ち上げをサポートし、3年前からは国際理事会の理事も務めています。今週は本件に関わる課外活動が、夜から深夜にかけて多くあります。もちろん業務に一切支障がないようにいたします。しっかりと仕事をしながらも、忘れないようにしたいと思っています。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。