今日は忙しい時間のちょっとの合間を縫って、或る講習に少しだけ参加しました。色々学ぶことがあるのですが、授業は苦手です。小学校から大学まで、恐らく中学の1-2年を除いて、殆ど授業は聞いてなかった、そして小学校1年の夏休みの絵日記が最初で最後の"やった"宿題だった、史上最低の学生である私にとって、授業を受けるのは、というか人の話を聞くのは、中々難儀なものです。

しかし授業で聞いた話でも、今でもクッキリと覚えていることも案外多くあるのです。そして大人になってからも、聞き入って勉強になった話はいくらでもあるのです。何がこれら"聞き入る話"と"聞き入らない話"を分けるのでしょうか?

内容か?自分の興味か?自分の知識か?或いは話し方か?本も同様です。読まないようで、案外読むのですが、いつ読むか、何を読むか、何を吸収し、何を忘れるかは、自分から見ても極めて偶発的な感じがするのです。でも本当はどうでしょう?うーん、分からない。

しかし逆の立場を考えるとどうでしょう?聞いてもらう立場、聞いてもらいたい時はどうするか?相手が知らなくて、その相手が知りたいこと・聞きたいことをこれから話す、ということを先ずは分からせないと、信じさせないといけないでしょう。コンテンツよりも、導入部分や伝達部分がとても大切ですね。コミュニケーションのデザインとでも云えるでしょうか。分かっていても、どうしても疎かになってしまうことのあるこの部分。これからずっと、肝に銘じて行こうと思います。