一週間ほど前の報道ですが、東大の阿部准教授を中心としたチームが、10万年周期で来る氷河期のメカニズムを、氷床自体の重さで地盤が上下することに起因するものであると突き止めたとのこと。地球の公転軌道とかではなく、地球上の氷床自体に循環のメカニズムがあるとの説ですが、これは興味津々です。
私はそもそも、地球温暖化の議論については、氷河期に入るサイクルが明らかにされていない中で、即ち大きな波の理由が分からない中で小さな波のことを話すのは、マーケットの展望のない中で今日の株価を話すようなもので、如何なものか、との立場を取ってきたので、この説が本当だとするとこれは少なくとも私的には大ニュースです。

この研究では、過去40万年にわたる北半球の氷床分布を再現しているとのことで、この氷床の地盤上下動は、上下に1000メートルにも及ぶとのことで、しかも二酸化炭素の濃度は周期を生む原因となっていないとのこと。気になります。研究内容を読んでみたい。やはり英語でしょうか?しかし日本語でも私には分からないでしょうか。でもなんで話題になっていないのだろう?なんとか研究内容にアクセスして勉強したいと思います。