今日の日本株式市場は、日経平均での値幅が354円、金曜日の約3分の1です。ショック波のエネルギーは随分下がってきたようです。東証一部売買高は約40億株、売買代金は3兆円強。概ね先週木曜日の半分でしょうか。金曜日の引け値から見た値幅は585円、引け値ベースでの下落は469円ではありますが、このまま地固めをし、また株価も売買代金もあがっていくことを願い、信じたいと思います。

さてこの週末は、10年以上前にスイスで出会ったアメリカ人で、とても仲のいいJRと会いました。彼とは妙に波長が合い、彼が京都の町屋を借りて住んで執筆活動したいというので、代わりに町屋を探し、本来の定住所が外国の外国人には中々家は貸してもらえないので、事実上代わりに私が借りて又貸ししたり(大家さん認識の上)、世界の色々な場所での人的ネットワークの共通利用(?)をしたり、そして何よりも或る意味で日本の友人よりも深いプライベートな話しを多くしてきました。お互いの人間はある程度良く知っているが、そして考え方もお互いにリスペクト出来て、しかしその人間形成の背景となる人間関係を必ずしも具体性をもって詳しく知らないことが、却って極めて深い話しをし易くさせるのかも知れません。お互いに深い部分まで話すので、代え難い知己です。

彼は国際政治、特に中国絡みの、専門家でもあります。彼の中国の話しは通常メディア等では知ることの出来ない部分にまでわたり、かつその分析が深いので、最終的に合ってるかどうかは歴史のみが知ることになるでしょうが、とても参考になります。しかし国際政治たるものの、なんと複雑でこんがらがっていることか。思うに、人間ひとりの分析ですら完璧からほど遠いものしかあり得ないのに、複数の人間が関わる国際政治の分析など、人の手に負えるものなのでしょうか?そんな話しもしたJRとのディスカッションは、いい一服になりました。