飛行機の中で20年前の日本の映画を、「20年前はどうだったのだろう」と云う興味だけから、ちょっと観てみました。観始めると、今で云うところの「痛い」と云う感じでしょうか、耐えられずに5分ぐらいでギブアップしてしまいました。服装も、髪型も、音楽も、クルマも、全てが今とは大きく異なります。テーマも、登場人物のノリも、映画の作られ方と云うノリも、これまた大きく違います。

しかし冒頭のシーンで出てきた東京の夜の街中は、道路のシーンは今と同じなのです。何故ならタクシーが、見たところ全く変化していないのです。ボディーの形、塗装の色とデザイン。黒タクは未だなかったようですが、あとは全く同じと云って良いでしょう。これは如何なものかと感じました。

NYのイエロー・キャブだって、この20年の間には形も2回は変わり、最近ではボンネットに花が描かれたりしています。そしてこれからは、随時ハイブリッド車に換えていく予定になっている筈です。ロンドン・キャブだって、変化しつつあります。

日本もそろそろ変身を考えてみてはどうでしょう?ハイブリッド化は、お家芸の筈ですから、もう徹底的に一気に進めてしまうとか。日本はそれなりにコンテンポラリー・アートだって進んでいますから、しかし一方で発表の機会・認められる機会は限られていますから、コンテンポラリー・アーティストに解放してしまうとか。日本独自、鮨タクシーを解禁してしまうとか(詳細は未定・不明です)。まぁそんなことを思った次第です。楽しく行かないと♪