大連に来て一日が経ちました。既に様々な発見がありますが、発見にはいくつかの種類があります。第一は、現地に来て見聞きしなければ分からなかったこと。第二は、現地に来なくても知ることが出来たことではあるが、来たことによって偶々知るに(気が付くに)至った現地のこと。第三は、現地とは直接関係ないが、この会議に集まった世界の人々と話して知ったこと、気が付いたこと。

それぞれのカテゴリーで、いくつも発見があるのですが、この一日で一番驚いたのは、第二もしくは第三カテゴリーに入るのですが、中国の大学生のことです。昨晩食事をした時に隣に座った、中国有数のソフトウェア会社のCEO曰く、「中国の大学卒業生の数は毎年600万人。因みに我々は大学を3つ持っていて、それらからの卒業生は毎年4000人。うち毎年400人を雇い、他の大学から300人を雇っている。」600万人!!!北欧の国々ひとつ分ぐらいです。

年間のエンジニア卒業数は、アメリカに於けるその数字の10年分を超えるとの話もあります(600万人の話は間違いなさそうですが、後段については私は確証はありません)。恐るべし。この世に於ける、最大のリソースは「人」だと思います。人材を大量生産している、しようとしているこの状況。中国には色々な問題があると思いますが、やはり目が離せませんね。