フランクフルトに居ます。夕方に空港に着き、そのまま或る投資家と会うためにレストランに行き、夕飯を摂りながらIRをし、そして一晩寝て今に至ります。

空港から街までの道のりで、ホンダのCR−Xデルソルを見かけました。実はこのクルマ、ヨーロッパ、特に緯度の高い地域ではよく見かけます。1992年に発売されたクルマで、日本では殆ど見かけませんが、ヨーロッパでは程度のいいものがゴロゴロと走っています。ハードトップでありながら、いつでもルーフを後方トランクに自動収納させ、燦々と降る陽光を浴びることが出来る。緯度と天候の関係から、太陽光線に対する欲求が強いのでしょう。

次にレストランに着くと、何故かガラガラ。理由は地下にあるから。冬は満員になるが、春は空くとのこと。昨日は天気も良く、気温も東京よりも高いぐらいだったので、みんな屋外で食べられるレストランやカフェに行ってしまったようです。これもやはり光に対する欲望でしょう。

更に、テーブルの上の「今日のスペシャル」には、様々な調理法によるホワイト・アスパラガスが。ドイツでは今頃に、2ヶ月程だけ出荷されるようで、みんなが好きな旬の食べ物のようです。これも、太陽光を欲しているイメージに、どこか不思議と合致します。人柄ならぬ街柄は、色々な所に隠れています。
今日の夕方には次の都市に発ちますが、他にもこの街らしい発見が出来るといいと思います。