相場には神様がいて、いつも見られていると思ったことはありませんか?プロのディーラー(トレーダー)なら誰でも身に覚えのあることで、買わなければいけないのに買い忘れた時に限ってその株や債券の値段が上がるとか、間違いを起こした時に限って相場が大きく動いて損を出してしまうとか、要は恰も誰かに見られていて、相場を動かされているような気がすることがある訳です。このような現象をもって、「マーフィーの法則」と呼ぶこともあります。
この相場の神様、もしくは投資の神様と、どのようにお付き合いするか。これは大変重要なテーマです。私には一つ、秘密の「お付き合い方法」、秘訣があります。今までずっと黙ってきたのですが、今日はコッソリお話しします。トレーディングで勝った時には、神様に見つからないように謙虚にし、逆に負けた時は、多めに神様に申告します。あまり大幅に態度を変えてはいけません。微妙に偏らせて、神様の慈悲を少し多めに貰えるように工夫するのです。
さて、この秘訣は本当に効くでしょうか?それは分かりません。しかしこうすることによって、自分自身の精神状態を、常にニュートラルの方向に修正できる気がします。投資に於いては、様々な場面で、平常心を持つことが肝要です。これはあくまでも私流の方法です。皆様それぞれが、それぞれの「平常心」手段を確立されることが、よろしいかと思います。