小春日和については今迄に何度もつぶやいて来ました(2003/10/9、
2005/10/14、2006/11/21)が、今日は小春そのものについて。と云うのは、実は一昨日、「小春さん」と云う方にお目に掛かったのです。ファースト・ネームではなく名字が小春さん。偶々乗ったタクシーの運転手さんでした。ファースト・ネームは「カオル」(漢字は伏せておきます)さんと云って、何とも素敵なお名前なのですが、命名された方の思いを感じました。

松の内最終のその日は、風が強くてとても寒い日でしたが、ふと車窓の外に目をやると、神社の境内などの梅や桜の枝が見えました。普段見ていれば、単に寒々とした枝であったでしょうが、小春さんとお話しをしたあとなので、それらの枝の皮の下に、蕾が春を待って既に張ってきていることを強くイメージ出来ました。そう、春はもうすぐそこまで来ているのでしょう。言葉のイメージが、見る風景を変える。もっとそう云う脳と心の営みを大切にしなければいけないと思いました。

また仕事においても、常に次の展開を、見えないところで育てていく、張る(春)ことが大切だとも思いました。松の内の最後は、ちょっと素敵な一時でした。